スマホ指しに金属探知機の屈辱
2016/10/22 SAT
JFケネディ空港の金属探知機を通った後のボディチェックで引っ掛かり、
カーテンで仕切られた一角で、いかついアメリカンポリスに
股間までしっかり調べられた、かめさん。
テロが頻発しているため、
アメリカへの入国時だけではなく
自由の女神やゼロワールド(ワールドトレードセンター跡地のビル)でも
金属探知機を使った入念な荷物検査があったので、
覚悟していたとはいえ屈辱です。
行きの飛行機が寒かったので、ホッカイロを太ももに貼っていたら、
熱っぽい物体を隠し持った、
英語もろくに話せない怪しい日本人と疑われたちゃいました。
そんなテロ厳戒のアメリカから帰国して早々、
平和な日本でも、とんでもないところで金属探知機が使われることに。
竜王戦という優勝賞金3900万円を懸けた将棋のタイトル戦で、
対戦する棋士がスマホを持っていないかチェックするためです。
発端は渡辺明竜王に挑戦する筈だった三浦弘行九段が
スマホで将棋ソフトの力を借りるいわゆる「スマホ指し」で
勝利を重ねてきた疑惑。
電車のつり広告にもデカデカと載っているように
「9割を超すソフトとの一致率」「終盤に頻繁な離席」など
状況証拠は三浦九段が圧倒的に不利。
「このままでは将棋ファンやスポンサーに見放される」
ということから金属探知機の導入が決まりました。
背景には将棋ソフトが特に終盤では、
人間を上回るまでに実力をつけたことがありますが、
いくら移動手段が発達しても、
100メートルを10秒以下で走る人が尊敬されるように、
簡単に将棋ファンの尊敬が棋士から離れることはないはず。
JFケネディ空港でズボンを脱ぎボディチェックを受けながら、
「この警官たちも自由と民主主義のために職務を遂行しているんだ」
と納得していた、かめさん。
三浦九段も屈辱だと思いますが、
今朝の新聞によれば、
当初拒んでいた家族分も含めたスマホなどの提出に同意したとのこと。
身の潔白が証明されることを心から祈っています。
2016年9月末で18年ちょうどになるかめさん流の運用実績は
恥ずかしながらの年10.07%です(手数料税金差引前)m(_ _)m