Go Toもアベノミクスもトホホです

2020年12月11日FRI

菅首相がニコニコ動画で
Go To一時停止を頑なに否定する生対談を見て
正月に孫を抱くささやかな願いが遠き、
失望を深めるかめさん。
菅首相は新聞、テレビを見ていないんでしょうか?
あの産経新聞の社説でさえ
東京新聞の社説「Go Toは支離滅裂」を紹介して
政権批判をしている位ですから、
災害派遣された自衛隊看護官の皆さんとGo Toの観光客が
医療崩壊の旭川へ同時に入るなんて、
支離滅裂を通り過ぎて悪い夢を見ているようです。


観光業界トップの二階幹事長と共犯の菅首相は
Go Toトラベルの言い出しっぺとして
嵐が過ぎ去るのをじっと待つ算段でしょう、
Go Toトラベルが感染者を増やした
「エビデンスがない」の一点張りで。


そのエビデンス、
国内外の感染症専門家からは
Go Toトラベルを疑問視する論文が上がり始め、
外堀が埋まりつつあるように見えます。
菅首相にとっては
「そんなもん、へのカッパ」でしょうが、
かめさんはお金の方から探りを入れてみましょう。


自民党が政権を取り返した2012年12月、
池上彰さんがMCを務める総選挙特番でした。
当時維新の会代表だった石原慎太郎さんが吠えます。
「こんなでたらめな国の会計制度、
単式簿記でやっているのは、先進国で日本だけ」
石原さんは都知事時代から複式簿記の導入に熱心でした。
実際東京都の会計制度を国に先んじて改革しています。
ただ国が単式簿記というのは少々乱暴でしょう。
不完全ですが政府も複式簿記の長所は理解し、
企業会計に近い公会計に舵を切って来たのです。


国政へ復帰した当時の石原さんが
そこまで複式簿記にこだわった理由は
→政治家が結果責任を果たしていない
→結果責任をとるためには政策評価が不可欠
→政策評価には複式簿記が必要
という三段論法でした。


とはいえ
「いくら儲かったかを計算する」
目標が明確な企業会計と違い、
政策はお金だけで評価はできません。
国会図書館の蔵書から「政策評価」を検索すると
5千件以上がヒットします。
複式簿記だけでは解決できない、
相当難しい問題である証拠でしょう。


コロナ禍で完全に死語となったアベノミクスも
今となっては失政が明らかです。
かめさんの話を聞いて下さったみなさん、
ごめんなさい。
ただGo Toのような需要の先食いで
税金を無駄遣いした挙句の国債増発から
ハイパーインフレで目標2%達成なんてことになっても、
アベノミクスが成功に化けちゃいそうです。


Go Toやアベノミクスで分かるように
結局カネよりヒトなんでしょうけど、
前回総選挙でかめさんが一票を投じた自民党議員は、
カジノ法案に絡んだ汚職事件で今、塀の中。
ヒトもカネも自分の見る目の無さに
トホホな、かめさんでした。


2020年11月末で22年2か月になるかめさん流、
金・日本株・REIT(不動産投資信託)による運用実績は
恥ずかしながらの年10.39%(手数料税金差引前)、
手数料差引後では年10.17%ですm(_ _)m 

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