東電株なぜ上がる?
2015/8/9 SUN
のんびりがかめさん流投資術のモットーとはいえ、
月一回、毎月末だけは皆さんへの報告のため
自分が持っている株やREIT、金の値段をチェックするかめさん。
7月末は久々のサプライズ、
なんと東電株が890円までジャンプアップしているじゃありませんか。
6月末が667円ですから1か月で33%の値上がり、
4月までは400円台でくすぶっていたのに。
さすがに気になりネット情報を集めてみると
原発再稼働を材料にした意見が目立ちますが、説得力はイマイチ。
そんな中
「あっ、この人は東電や電力業界を良く知っている」
と思える意見が掲示板に。
かいつまんで紹介すると
「政府が進めている電力自由化で現在関東以外では営業できない東電が
全国展開が可能となって国内シェアを倍増させるのではないか
ということがわかってきたからだと思います。
他の電力事業者は将来発送電がメインの下請け的な会社(電源開発や日本原電のように)
となって生き残りを図るでしょう。
原発再稼働できればプラスには違いありませんが、
再稼働が遅れれば電力料金を値上げする口実ができますので
業績への影響は軽微です」
な〜るほど、とうなづきました。
ただ、それでもなぜ今、東電株が上がるの?
という疑問は消えません。
日経さんも同じことを思ったんでしょう
8月4日の朝刊では
「東電株、個人の短期売買で5月から2倍の高値、大商いで乱高下、
廃炉費用の予想ができず多くのアナリストが投資評価を控える中、
LNG価格の下落による業績回復や柏崎刈羽原発の再稼働による
中長期的な経営改善も材料か」
と大きな解説記事を乗せつつ
「アナリストが分からないのに、俺っちが分かるか」
という本音をのぞかせています。
そしてかめさんが最後に頼った会社四季報。
「賠償特損で実質大赤字続くが、
機構交付金で補てん」
ここまで来てやっと、
東電が税金で生き延びていることを思い出しました。
やっぱり株は難しい。。。
かめさん流16年910月の運用実績は
7月末で年11.31%です<(_ _)>