熊本地震と石垣島GDP

2016/4/20 WED 熊本の皆さん、頑張ってください。
最初の震度7が襲った晩、
既に孫も連れて石垣島へ出発していたかめさんとしては
非常に気が引けるのですが、
日本中、世界中がクマモトを応援しています、
もう少し辛抱してください。
とはいえ気になるのが気象庁発表の
「前例のない事態に収束が見えない」
という見解。
マグニチュード6.5の大きな前震のあとに
7.3のより大きな本震が来るという未知の体験に
過去のデータが役に立たないという意味でしょう、
かめさんも石垣で似たような経験をしました。
初めての土地は、まず数字から入るかめさん。
沖縄で気になったのは出生率全国一と県民所得最下位ですが、
中でも石垣を含む先島地方は、
両方の数字が本島よりも極端です。 そんな先入観で初めて石垣の街を歩いた印象は
「豊か!」のひと言。
エメラルドグリーンの海に八重山の文化を求める観光客が大勢闊歩し、
地元の人がやっている安くて旨い飲食店や
個性的な土産物屋さんが軒を連ね、
港の豪華客船も賑わいに色を添えます。
尖閣諸島を間近に控えた寂しい国境の街を想像していたかめさんは、
見事に予想を裏切られました。
自衛隊のポスターがチラホラ見える国境の街ではなく、
観光地、リゾート地として考えればいいのでしょうが、
本土にある同じ5万人規模の地方都市と比べても、
その繁栄ぶりは嬉しいサプライズでした。
じゃあ、県民所得全国最下位はなぜ?
滞在中、ずっと腑に落ちなかったかめさんに、
最後の晩乗ったタクシーの女性運転手が
「石垣市の人口は5万人だけど、
住民票は移さず居着いた若者が5-6千人いるの」
とヒントをくれました。
ここは少しまじめな話。
「GDP(国内総生産)の三面等価」と言われる経済原則があります。
この原則で国内を県内に、国民を県民に置き換えると
県民所得=県内総生産=県内支出という等式が成り立ち、
確定申告と無縁で石垣に居着いた若者の所得も、
彼らにバイト代を払う側の支出からGDPにカウントされちゃうんです。
うーん、これじゃ石垣島のGDPが低い謎は解明されません。
そこでハタと思い出したのが港に積まれていた数多くのコンテナ。
そして江戸時代、抜け荷(密貿易)で栄えた石垣島の歴史。
台湾まで100キロ余りの距離は
沖縄本島までの400キロ、東京までの1900キロと比べて
いかにも臭いじゃないですか。 金額が分からない密貿易はGDPにもカウントされず、
誰も実態が分からないのをいいことに、
無責任なことを書いちゃいました。
でも熊本地震を予測する気象庁はそんな訳に行きません。
「分からないことは、分からない」
と言うのも、立派な勇気だと思います。 2016年3月末で17年6か月になるかめさん流の運用実績は
恥ずかしながらの年10.15%です(手数料税金差引前)m(_ _)m 

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