コロナ、防空壕、厚労省

2020年5月3日SUN

女優の岸恵子さんが太平洋戦争中の横浜空襲で
「ここにいたら死ぬ」と大人を振り切り、
防空壕から飛び出し助かった自らの体験を
今朝の日経新聞「私の履歴書」3回目に書いていました。


連載1回目から息もつかせぬ見事な筆運びに驚きつつ
「もしかしたらコロナに対する岸さんの警句?」
と思いを巡らせた、かめさん。
例えば休業指示に従わないパチンコ店曰く
「自分や従業員の生活が懸かっている」
にどう答えればいいのでしょう?


憲法29条
財産権は、これを侵してはならない。
財産権の内容は、公共の福祉に適合するやうに、法律でこれを定める。
私有財産は、正当な補償の下に、これを公共のために用ひることができる。


是非休業して欲しいかめさんですが、
「正当な補償」はどうなっているんでしょう?
政府の対策はケチでぬるく、遅過ぎます。


パチンコ店に行列を作る人の中には、
こう考える人もいるでしょう。
「ネットで馬券は買えるのに、パチンコだけ目の敵」
競馬は無観客だし、場外馬券売り場も閉鎖だけど、
他のイベントやスポーツに比べ不公平とかめさんも思っていました。


そのモヤモヤを晴らしてくれたのが、
数日前に見たBSフジの討論番組。
医師でもある野党議員が追及します。
「獣医はPCR検査ができるので今後活用すると、
国会で首相、厚労相、農水相が約束したのに、なぜ進まない?」
結局は省庁間のメンツでしょう。


厚労省が今一番守りたいメンツは
医療崩壊防止のためと称したPCR検査数絞り込みの失敗を認めない事。
本来は検査数を絞るのではなく、
患者の受け入れ態勢整備を急ぐべきだったツケが
今、かめさんたちを苦しめています。
すねの傷を触られたくない厚労省が
農水省所管の競馬開催に口を挟まないことで、
省益の名のもとにこっそり折り合いを付けているのでしょう。
競馬の上りが入る財務省も文句は言わないしね。
まだやっている他の公営ギャンブルも構造は同じに違いありません。


政府への不信感、トドメは今日昼のTVタックル。
ゲストで元厚労省医系技官の女性が
PCR検査数は増やさなくても良いと主張します。
この女性は以前から「マスク不要」も唱えていましたので、
今更驚きません。
でもコロナ対策の成功例としてニュージーランド、台湾に続き、
PCR検査を徹底的にやって成功した韓国の例を見せられて、
火が付いたんでしょうか。


「外出自粛は止めて、集団免疫を早く作るべきだ」
とヒステリックに叫び始めます。
スウエーデンの政策をモデルにしているようですが、
この国、人口当たりの死亡率が日本の80倍。
たけし
「俺たちに死ねと言うのか?」
東国原
「イギリスは1週間で失敗して方針転換」
という声にも全く耳を貸さず
「根拠を示せ」
と一方的に吠えます。
新しい感染症ゆえ、お互い根拠は乏しい筈なのですが、
自分の主張の根拠は示さず、相手を攻撃するばかり。はあ〜。


この女性は既にOGですから、
厚労省医系技官300人のトップで、
3年前に出来た新しいポストゆえ
医系技官たちが守ろうとしているらしい
医務技監=厚労省のナンバー3から直接指示をされて
テレビで吠えているとは思いません。
ただ
「これぞ厚労省、特に医系技官の唯我独尊(もちろん悪い意味で)」
と納得できました。


こんな厚労省を動かせるのは安倍さん、
あなたしかいないことを本人は自覚しているんでしょうか?
このままではかめさんも、
防空壕の前で回れ右をしそうです。


2020年4月末で21年7か月になるかめさん流、
金・日本株・REIT(不動産投資信託)による運用実績は
恥ずかしながらの年10.40%(手数料税金差引前)、
手数料差引後では年10.17%ですm(_ _)m