「キエフの春」遠からじ

2022年3月1日TUE

「プラハの春」と呼ばれたチェコスロバキアの民主化が
ソ連の戦車に踏みつぶされた1968年から半世紀余り、
ロシアに侵略者の名前は変わっても、
ウクライナで悲劇が繰り返されています。
更に時計を巻き戻すと、
1956年のハンガリー動乱も同じ構図でした。


ただ今回の侵略が前2回と違うのは
ウクライナの抵抗が予想以上に激しい事。
プーチンにとっては大きな誤算でしょう。


理由は3つ考えられます。


一つ目はロシアの侵略に大義がない事。
ロシア軍の勢いを削いでいるのは
燃料など脆弱な兵站だけではなく
一向に上がらぬ兵士の士気だと言われます。
良し悪しは別として
共産主義革命というお題目が
ソ連時代にはありました。
今回の侵略にはプーチンや取り巻き、大富豪の
ぜいたくな暮らしを支える位しか理由がないのは、
ロシアの兵士たちだって気付きませんか?
ウクライナの兵士には守るべき家族や大切な人がいます。


二つ目は経済のグローバル化。
ソ連時代は広い国土と豊富な資源のお陰で、
仮に核戦争が起きても、
ワルシャワ条約機構の国々は
ブロック内で自給自足が可能でしたから、
ソ連の横暴は対岸の火事と
様子見を決め込む国も目立ちました。
しかし現在は1970年代に稼働した
銀行間の国際決済システムSWIFTから
ロシアの銀行を除外する制裁効果が注目されるように、
侵略の経済的な反動は瞬時に世界を駆け巡ります。
これがロシア非難とウクライナ支援に
国際的な力を与えているのは
間違いありません。


三つ目は情報のスピードです。
ロシアはSNSを規制している様ですが、
携帯やスマホは止められても、
蜘蛛の巣のように
ネットワークを広げるのがインターネット。
ゼレンスキー大統領がキエフに留まり、
ウクライナ国民を鼓舞する映像の拡散は
誰にも止められません。
一方、ウクライナが開設した、
捕虜となったり、死亡したロシア兵の検索サイトは
安否を心配する家族の為ですが、
ロシア世論の反戦機運を高めます。


プラハの春からソ連が解体し、
NATOやEUにチェコが加盟するまで
36年を要しました。
ウクライナの場合、
ロシアが侵略に手こずる3つの理由を考えると、
もっと短いはず。
人類の英知を信じるかめさんは、
プーチン・ロシアの内部崩壊まで
3年以内と予想します。


2022年2月末で23年5か月になるかめさん流、
金・日本株・REIT(不動産投資信託)による運用実績は
恥ずかしながらの年10.30%(手数料税金差引前)、
手数料差引後では年10.07%ですm(_ _)m