2008/05/26MON
今朝の日経に
「日生、07年度3位、4割減、首位陥落 顧客開拓進まず」の見出し。
「おー、生保業界も大激震か」と驚くかめさん。
確かに記事の中身を見ても、
日生が通期で新規契約高の首位を明け渡すのは戦後初のようです。
生保業界のような成熟し、かつ巨大な業界で、
トップが入れ替わるというのはよほどのこと。
何があったんだろうと記事を見ていくと、
保険金不払い問題で既契約者の訪問活動に追われためとあります。
日生に代わり首位に立った第一生命、第二位の住友生命も、
同じ理由で二ケタの落ち込みとなっているそうです。
で、最も注目は
「落ち込みが大きくなったのは、既契約者の訪問活動に際して、
顧客ニーズに合わせて新規の契約より死亡保障の減額や
医療保険などへの転換契約をすすめたことが大きい」との件。
かめさんも去年生命保険の見直しをしたばかりだけれど、
生保さんも変わってきたんだろうな、と感じます。
特に外資中心のカタカナ生保がネットなどを通じて
医療保険なんかを伸ばしているのも大きいんでしょうね。
日本の生保さんも、いつまでも
GNP、義理(G)と人情(N)とプレゼント(P)の営業に
頼ってばかりいられず、
ビジネスモデルの変更を迫られているのでしょう。
生命保険もリスクとリターンの世界、
資産運用の枠組みの中でどう考えていくか、
課題は山積です。