2008/05/27TUE 今朝の読売新聞をぺらぺらめくっていくと、
”秋田県で”という白抜きの見出しの一部が目に入ってきました。
わがふるさと秋田がニュースになると、最近はいいことがありません。
近いところから、鳥インフルエンザ、比内地鶏偽装、畠山被告の連続殺人・・・
いつか、日経の一面に秋田市の写真が、と思ったら、
シャッター商店街の代表で、商店のシャッターが閉まり人通りが閑散としている、
秋田の広小路がどーんと載っていました。
時価下落率日本一を争っているんでしょうがないですけどね、とほほ(涙)
閑話休題、今日の記事は
「秋田県が条例で、65歳以上に対する飛び込み営業を禁止することを検討」
というものでした。
5千円以下はokなのですが、元本が保証されていないものはすべて禁止、
当然各業界から猛烈な反発が出ているようです。
一言でいうと、地域経済が停滞する、というもの。
かめさんの考えはこうです。
①まず、訪問する業者側が消費者の不信感を招かないよう、
最大限の努力を続けること。
今回の条例案の背景にはおととし、米国商品先物オプション
【注1】
という奴で、
二十億円以上の被害がでたことがあったようです。
はやりのFX(外為証拠金取引)
【注2】
でも金融庁が注意喚起をしているホームページは、
検索エンジンで調べても40位以下でしかでてきません。
これより上位のページはFXいけいけのページがずらりと並んでいます。
行政処分を受けるFX業者が続出していますが、どうなちゃうんでしょうね。
昨日もロコ・ロンドンと呼ばれる金の証拠金取引業者が摘発されましたけど。
②消費者も自分の身は自分で守るため、もっと勉強すること。 オプション取引というのは、デリバティブ
【注3】
の王様ともいわれ、
ある程度の知識が必要になります。
仮にきちんと契約書を作るとなると通常は数十ページに及び、
一般の消費者が理解するのはむずかしいと思います。
①も②もごく当たり前のことです。
でも、当たり前のことを辛抱強く続けていくことが大切だと思います。
例えば選挙違反。
民主主義の先進国イギリスでも100年以上前の選挙違反はひどかったそうです。
でも、時間をかけて一つ一つ法律を整備していって、
少なくとも地球上最もクリーンで厳しい現在の制度を作り上げました。
民主主義は時間とお金がかかります。
でも、一見遠回りに見えても、結局それが最善の道である、
と考えるかめさんでした。
【注1】先物オプション
・先物取引とは現物取引に対して、未来の取引についてある価格での取引を約定すること(予約)をいう。
・オプション取引とは、ある原資産について、あらかじめ決められた将来の一定の日または期間において、一定のレートまたは価格で取引する権利を売買する取引である。
・今回の米国商品先物オプション取引の実態は不明。
【注2】FX(外為証拠金取引)
証拠金(保証金)を業者に預託し、主に差金決済による通貨の売買を行なう取引をいう。「FX」、「通貨証拠金取引」、「外国為替保証金取引」などともいう。FXとはForeign Exchange=外国為替の略。金融庁ホームページによれば、「少額で取引できる反面、差し入れた保証金以上の多額の損失が生ずるおそれのある非常にリスクの高い取引です。そのため、リスクを認識した上で、自らの責任で適切な投資判断を行うことが必要です。」とされている。
【注3】デリバティブ
一般に金融派生商品、と訳されているが、内容はリスクの移転であり、取引形態には、先物、スワップ、オプション及びこれらの組み合わせ(スワップションなど)がある。