2008/05/28WED
今朝の読売1面トップはNHK職員が勤務時間中に株取引。
元はと言えばインサイダー取引の問題なんですが、今日は別の切り口で。

かめさんの学生時代、すでに就職していた競馬好きの先輩いわく
「いやー就職すると忙しくて、
競馬のノミ屋

【注1】

に電話しているひまもなくなっちゃったよ。
仕方ないんで、職場から電話で
”4-5金”、”1-6飛車”とか将棋の話をするふりして、
ノミ屋で馬券買ってるんだ。
亀谷、社会人は大変だぞー」
NHK職員が勤務時間中に株取引をやっている記事を読んで、
この先輩の話を思い出しちゃいました。
先輩の職場も、まあ、随分おおらかというか、緩いというか、
居心地のよさそうな職場ですが、NHKもいい勝負なんでしょうね。

で、30年くらい前にも思ったのですが、
この先輩の職場では競馬の話はご法度だけど将棋の話はOKなんですかね?
やっぱ、競馬はギャンブルだからNG、
将棋は確か文部科学省の所管で文化だからOK?
競馬も農水省所管ですが。
じゃ、株は・・・・・?
問題は”勤務時間中”という点なんでしょうが、
記事によれば5千回以上、1日平均7回以上も取引していた職員もいた、
ていうんですから、こりゃ、もう立派な中毒、ギャンブル依存症ですね。

昔から株はギャンブル?投資?という議論があります。
将棋も真剣師というギャンブルの対象になる勝負があったりするので、
一概には言えませんが、100%ギャンブルだという人は、まずいないと思います。
これは、たぶん将棋は実力が上の人が勝つ確率が
きわめて高いせいだと思います。
では、株の場合はというと実力が上の人が勝つとは限りません。
有名な、サルにダーツ投げで投資させてもプロに負けない研究

【注2】

があるくらいですから。
じゃ、やっぱり株はギャンブル?

かめさんの考えはこうです。
株はやりようによってはギャンブルにも投資にもなります。
具体的には投資期間が短いほどギャンブルに近い投資、いわゆる投機になります。
これは「リスクプレミアムと時間と経済成長」で説明できるのですが、
このコラムでは紙数の関係からカットします。
実はかめさん、競馬、麻雀、totoをはじめギャンブル大好っこです。
でも、株をギャンブルに近い投資、いわゆる投機でやるつもりはありません、
時間とお金の浪費なんで(^^ゞ

【注1】ノミ屋

  競馬などのギャンブルで、電話などによりお客の馬券注文を受け、違法に胴元を務める私的組織をノミ屋と呼ぶ。暴力団の資金源になっているケースが多い。

【注2】サルにダーツ投げで投資させてもプロに負けない研究

   Malkiel,Burton G.[2007],A Random Walk Down Wall Street(井出正介訳『ウォール街のランダム・ウォーカー』日本経済新聞出版社,2007年)P19,P206

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