2008/06/15 SUN
スピード社製の水着で一躍時の人となった
ゴールドウィンの株価ですが、今週末の終値は380円と
月曜日の終値とほぼ同じ水準まで下げてしまいました。
ここまではかめさんが言ったように
冷静になった方が正解だったようです。
「やっぱり短期売買はギャンブルなんだな」
と納得される読者の方も多いと思いますが、
ギャンブルか否かの問題以前に、
株価が大きく動きやすい理由を確認しておきましょうね。
仮に売上100のA社の支払内訳が仕入50・給料30・利息10
とすると株主への配当は100-50-30-10=10となります。
ところが仕入や給料が変わらなければ、
売上が5増えただけで15の配当ができますよね。
105-50-30-10=15です。
ということは売上がたった5%増えただけで、
A社の株の価値は50%増加することになります。
逆に売上が5減っただけで5しか配当できなくなりますから、
A社の株の価値は半分になってしまいます。
95-50-30-10=5ですね。
これは簡単な算数ですが、
実は株式会社と株価の関係の本質なんですね。
よく、ファイナンス理論(金融経済学)というと、
「難しい」という印象があるかと思いますが、
スタートはここです。
ゴールドウィンの場合でも、スピード社製の水着による
売上増加がどのくらいになるかまだ分かりませんが、
小さな売上の変化でも株価に与える影響は大きくなるので、
先週のような大きな株価の動きになりやすいんですね。
ついつい目先のギャンブル的な動きに目が行ってしまいますが、
こういった基本的なことを思い出すことも大切だと思いますよ=^_^=