008/06/22 SUN
今朝の朝日・天声人語には、
イワシが80年代の最盛期に400万トンの水揚げがあったのに、
現在は数万トンに落ち込んでいる話が。
かめさんもイワシを梅干しと昆布と一緒にでじっくり煮たりすると
骨まで食べられ大好きなんですが、
料理自体最近忙しくてご無沙汰で、さびしい限りですねー。
いまかめさんが読み終わろうとしている
「スシエコノミー」という本では、
北米でドッグフード並みの値段で取引されていたマグロを
航空機で日本に運んで大儲けする話が。
それを見た、地元の漁師が設備投資をして
自分たちも儲けようとしますが、
冷凍技術、関税、運賃など様々な経営上のリスクに
悩まされ苦戦しているうちに、
ある日ぱったりマグロが
取れなくなってしまった話が紹介されています。
天声人語によれば、イワシが激減した理由として、
乱獲、食物連鎖の不均衡、海水温の上昇、周期的な増減説など
諸説あるけれど、結局原因不明とのこと。
マグロの増減も同じようなもんです。
よく漫画やSF小説で明日の新聞が読めたらなあ、
なんて話がでてきますが相場も同じこと。
確率論では地球が誕生してから現在まで、
1回も起こり得ないような大暴落が2回も起きている世界ですから。
1929年の暗黒の木曜日と1987年のブラックマンデーですね。
暗黒の木曜日はUSスチール株、
ブラックマンデーはGM株の暴落がきっかけになったのですが、
USスチール株やGM株がなぜ暴落したかは全く分かんないんですね。
ま、イワシと同じようにいろんな説が後から言われていますが、
ブラックマンデーの当事者だったグリーンスパン元FRB議長が
理由は「分からん」と言っているんですから、
こりゃどうしようもないっすね(^^ゞ
結局相場もイワシやマグロと同じように人間の知恵の及ばない、
神の手に委ねられている部分が間違いなくあります。