2008/06/28 SAT
ニューヨークの原油先物価格が140ドルを超え、
ガソリン価格も来月から180円とのこと。
いやなっちゃいますね。
かめさんはこのコラムで、
「この原油価格は投機によるものでバブル、
でもいつになったらバブルがはじけるか分からない」
と何度か書いてきました。
例えば、ニューヨークの原油先物市場参加者のうち
石油生産者や精製業者のような石油企業の割合は半分以下で、
ファンドと称する投機家の割合が高まっています。
で、このファンドがくせもの。
最近はやりの政府系ファンド、
特に産油国のファンドがかなり入っているのは想像できますが、
実態はなかなかつかみづらいようです。
でも、原油高で潤ったオイルマネーが原油先物市場につぎ込まれ、
さらに原油価格が上がってオイルマネーがさらに膨らむ
といったシナリオは誰でも想像できちゃいますよね。
フー(^^ゞ
日本はじめ先進国諸国は、70年代の二度にわたるオイルショックを
省エネや北海油田などの新しい油田開発で乗り切りました。
でも、いづれも価格が落ち着くまでに5年くらいかかっています。
今回仮に第三次オイルショックと呼ばれるようなことになれば、
ハイブリッドカー(エネルギーの半分が非ガソリン)や電気・燃料電池自動車、
日本周辺の海底に大量に眠るメタンハイドレードという
非石油系資源の活用が期待されます。
でも、ある程度の時間が必要。
バブルがはじけるのをただ待つのではなく、
三度日本人の英知が試される時かもしれません。