2008/06/28 SAT
≪2008/06/30 最終予選で日本と戦うのはウズベキスタンで、
石油埋蔵量7位のカザフスタンとは別でした。
お詫びして、訂正いたします<(_ _)> 。
下のコラムは「クエートとアジアの笛」くらいのつもりで
お読みください(^^ゞ≫
ワールドカップ最終予選の組み合わせが決まりましたね。
B組に入るよりは恵まれた、
なんて声が多いようですが本当に大丈夫?
というのも、たまたま仕事がらみで見ていた
芥田知至「原油価格高騰の謎」技術評論社という本の
国別原油埋蔵量資料で、日本と同組に入る、
バーレーン、カザフスタン、カタールの名が・・・。
特にカザフスタンの埋蔵量が世界7位とはびっくり。
それどころか、カスピ海周辺の油田は
最近発見されたところが多く、
今後も埋蔵量が増えそうということ。
A組はワールドカップ出場経験国&非産油国の
オーストラリア・日本vs未経験国&産油国三か国とも言えます。
「かめさん、そんなヒマなこと考えてないで、仕事、仕事」
という声が聞こえてきそうっすが、これは馬鹿になりませんぞ。
中東でもイランは昔から強かったけど、
サウジはじめアラビア半島勢が
でかい顔をしはじめたのは1970年代から。
そう、今日のMONEY DIARYでも書いたけど二度のオイルショックで、
産油国が潤い始めたころと一致するんすよ。
それまでが、ビルマやマレーシアなんかの東南アジア勢が
日本より強いくらいだったんですが、
これら東南アジア勢に代わって中東勢がのしてきたんですね。
前にも書いたように、オイルマネーで
アフリカやブラジルから選手をつれてきたりして。
ま、日本も他人のことは・・・・・ですが(^^ゞ
その極めつけが1982年のワールドカップに
クェートが初出場した時のこと。
相手チームがゴールを決めると、
アラビアの民族衣装を着たおっさんが
ピッチに降りてきて審判に何やら文句を言ってます。
このおっさん、クェートサッカー協会の会長にして、
王子様なのだそうですが、なんとその抗議で、
相手チームのゴールが取り消されたしまいました。
かめさんも、長年サッカーの迷審判、珍審判を見てきましたが、
これは最高峰の一つですね(^^ゞ
で、この話には4半世紀後に続きが。
昨年、ハンドボール北京オリンピックアジア予選の、
中東の笛問題で大騒ぎになった
クェート人アジアハンドボール連盟会長が
1982年サッカーワールドカップで
相手ゴールを取り消したおっさんの息子!
血は争えないというか、・・・オイルマネー恐るべし(^^ゞ
サッカーもゆめゆめ油断はできませんぞ。