2008/06/29 SUN
昨日のこのコラムで
「仮に第三次石油ショックになれば、日本人の英知が試される」
と書きましたが、今朝の日経で阿部スパークス・グループ社長が、
「原油高は日本企業再評価の好機」との意見を寄せていました。
米国で燃費に優れた日本車の販売が伸び、シェア4割近くに。
海外賃金や海上運賃の高騰から生産の日本回帰もあり得る、
としています。
確かに日本の省エネ技術は第二次石油ショックを
乗り切ったころから世界トップクラスと言われてきました。
エコファンドやエコ投信といった投資対象も増加し、
これも今朝に日経によれば、
環境銘柄の株価水準は市場平均を上回る、とのこと。
ま、「省エネ」というと年がばれるんで、
「ECO(エコ)」の方が流行りの半纏ですか(^^ゞ
石油の世紀といわれた20世紀に対して
21世紀は環境の世紀といわれるます。
こういった時代の流れをよむのも大切。
情報も例えばかめさん1か月くらい前に
「賃金は世界的に落ちついている」と書きましたが、
今日の朝刊では、急激な原油高を受けて
ドイツでは賃金上昇が目立ってきた、とのニュースも。
今年4月に出版された石油関係の経済書を読んでいても、
その古さが目につくほど、特に原油関連の動きは急です。
でも、最も大事なのは最新情勢にアンテナを高くしながら、
逆に22世紀まで評価されるような投資対象を
考えていくことではないでしょうか。
リスク分散投資の一環である長期投資は
企業価値を見極める目が求められますが、
かめさんも勉強を重ねてみなさんに紹介していきたいと思います。