2008/07/17 THU
今朝の朝日新聞で破たんした米国住宅ローン大手に
預金者が殺到し、警官が逮捕の警告までする様子、
いわゆる取り付け騒ぎが報じられていました。
かめさんが鮮明に覚えているのは、
1995年大阪・木津信用組合の破たんと取り付け騒ぎ。
窓口に預金通帳・証書をかざして殺到する預金者、
現金を積み上げて預金者の不安を抑えようとする職員の姿が
テレビに映し出されました。
デスクでこの様子を見ていたかめさん、
その後ろで当時の頭取がつぶやきました。
「銀行経営者で取り付け騒ぎの恐怖から
逃れられた者はいない」と。
このあと日本経済は97年の拓銀・山一破たんをピークとする
金融恐慌に向け、坂道を転がり落ちていきました。
かめさんは昨日のこのコラムで
英米のサブプライム問題に対する
処理スピードを評価しました。
ただし、あくまでも日本と比べた場合のお話し。
もし、取り付け騒ぎが続くようならば、
より大きな危機に発展する可能性があります。
より、強力で速やかな対応を望みます。