2008/07/19 SAT
かみさんとテレビを見ていると、
大分県教育委員会の不正人事・採用問題。
二人で「絶対ほかの県でもありそうだよな」と意見が一致。
最大の根拠は日本人の横並び好き。
近くて、似たとこでは高校三年生の受験に関係ない科目の
履修逃れ問題なんてありましたよね。
あっという間に全国に飛び火したっけ。
ま、あの問題とは影響の度合いが違うでしょうけどね。
MONEYの世界で日本人の横並び好きを
年中で一番感じるのが、6月の株主総会の時期。
株主総会の開催日やら配当やら、
そんな他の会社の顔色ばっかり窺ってないで、
と言いたくなっちゃいます。
1週間くらい前の日経に
日米の配当率(正確には配当性向)が
一覧できるグラフが載っていましたが、
その差は歴然としていました。
配当率10〜30%に集中する日本に対して、
アメリカは0から100%に思いっきり散らばっています。
配当ゼロで有名なのはインターネット検索最大手のグーグル、
昔はマイクロ・ソフトも無配で有名でしたよね。
こういった成長企業の株主は
「配当するより、そのお金を設備投資に回して、
もっと儲けて株価を上げてくれ」と期待するわけですね。
これに対して成熟企業の株主は
「設備投資したって大して成長はできないだろうから、
そのお金を配当に回してくれ」と考えるわけです。
日本企業の場合この割り切りが甘く、
横並び意識ばっかりが先行しがち。
投資家の皆さんも、配当を求めるばかりではなく、
投資企業が成長ステージのどの辺にあるかを
見極めることが大事ですね=^_^=