2008/07/20 SUN
今朝のニュース番組でユーロ高が取り上げられ、
築地の回転寿司で若いイタリア人女性二人連れが
「ユーロ高でイタリアで食べるよりずっと安い」
と喜んでトロの握りを食べている光景が
オン・エアされていました。
はし使いがあまりにうまいので、
本当にイタリアから来たの?
と突っ込みたくもなりましたが、
確かに最近のユーロ/円相場は
ユーロが一番安かった頃に比べると2倍近くになっており、
ユーロ圏からの観光客にとってはおいしいですよね。
逆にユーロ圏からの輸入、
例えばブランド品やパスタの値上がりは、
日本の輸入業者にとっては大打撃、大変ですね。
この様子を見ながらの政治家、評論家のみなさんのトークに、
一言も二言もあるかめさん。
特に社民党の福島さん、
「ユーロ高は予見できていた」とおっしゃっていましたが、
本気ですか?
確かにこういった後付けの講釈を言う方は
世の中にたくさんいらっしゃいます。
でも、為替相場というのは未だ学者や専門家の間でも、
その決定要因に定説がなく、かめさんが以前やっていた
プロのディラーの間でも最も予想が難しい、
といわれる相場です。
きっと、簡単に為替相場が分かる、
といった本の受け売りでしょうね。
でも、こんな本はみんな嘘っぱちです。
為替が上がるか、下がるかは5分5分が基本、
と考えるのが本当のプロです。
福島さんは正論をおっしゃることもあるし、
決して嫌いではありません。
でも、かめさんが福島さんはじめ政治家に期待するのは、
円高になった場合はこう、円安になった場合はこうと、
ケースバイケースで明確なビジョンを示してくれることです。
決して、できもしない相場予想ではないので、
そこんとこよろしく=^_^=