2008/08/04 MON
先週金曜日の読売新聞に、
全身ビニール製雨合羽(って最近は言わない?)
のような服を着て、
頭をスカーフとサンバイザーですっぽり隠した女性が
家族とビーチで遊ぶ写真が。
「な、なんだこの格好は」と驚くかめさん。
この格好、実はイスラム教の教えに従い、
素肌を見せないイスラム水着「ハシェマ」とのこと。
「さぞかし暑いだろうに」と余計な心配をするかめさん。


最近はこういった風俗に限らず、
イスラム教の教えに反する金利取引や
お酒関係への投資を禁じる
イスラム金融、イスラム保険の話題を
テレビや新聞で目にしますよね。
このバックには言うまでもなく原油価格高騰による
オイルマネー膨張があります。
例えば7/30日経夕刊に載った
「サウジが政府系ファンド設立検討」の記事。
これは世界最大の産油国であるサウジアラビアが
産業インフラ整備に必要な技術導入のため、
外国企業の株式を取得しようという動きなんですね。
「今は原油高によるオイルマネーで潤っても、
国内産業が発展しなければ、
また砂漠だけの国に戻ってしまう」
という危機感の表れ、
といった解説が普通はされるとこですよね。


ここで、ちょっと待った!
(と、興奮するほどのことじゃないけど(^^ゞ)
じゃ、今まではどうだったの?という素朴な疑問。
サウジはこれまで余ったオイルマネーの多くで
アメリカ国債を買っていました。
これは、アメリカに国、正確には王族を守ってもらうためでした。
逆に国内産業が発達すると、中産階級や労働者階級が力をつけて、
現在の王族支配が危うくなる、という考えがあったんです。
パーレビ国王が追放されたイラン革命も
サウジ王族にとっては恐怖体験になっているはずですね。


で、今回の産業インフラ整備の動き。
もし、本気なら国際分散投資にイスラム経済を
本格的に組み入れることを考えなければなりません。
ただ正直かめさんは懐疑的です。
第一次石油ショック、第二次石油ショックがあっても
本質に何の変化もなかったイスラム諸国。
柔らかいとこでは、先週土曜日の読売に
「サウジでペットを使ったナンパ禁止」の記事。
またもや、???のかめさんでしたが、
男女同席を厳しく制限するイスラムの教えの目を盗むため、
ペットを利用したナンパが流行し、その禁止令とのこと。
やっぱり、ちと、現状、
イスラムのみなさんとは距離がありすぎます(^^ゞ

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