2008/08/14 THU
昨日の夕刊各紙1面に4-6月のGDPマイナス2.4%の見出しが。
景気動向は株価や金利に大きな影響を与えますので、
このコラムを読んでいる皆さんの多くが
「マイナス成長か、やっぱり原油高やサブプライムが
景気の足を引っ張っているんだな」
という感想をお持ちですよね。
もしかしたら、
「北京五輪で盛り上がるお隣中国が
二ケタ成長を続けているのに」
といった思いもあるかもしれません。
さらに、かめさんのようなおやじになると、
「日本も60年代の高度成長時代は二ケタ成長だったのに」
とか古き良き時代に思いをはせるかも知れないですね(^^ゞ
ま、少子高齢化の日本、
「二ケタ成長はもう、夢のまた夢」
と思っている方が大半だと思いますが、
じゃ、どれくらいの成長率が
及第点なの?ちょうどいいの?身の丈なの?
といった素朴な疑問が湧いてきますよね。
そんな疑問に答えてくれるのが、
先月18日日経17面にもあった
英国の経済学者アンガス・マディソンの
「先進国のGDPの平均成長率は
20世紀を通じてほぼ年率2%だった」との研究。
昨年まで5年間の日本のGDPも年2.1%の成長ですから
「贅沢をいえばきりがないけど、年2%成長ってまあまあじゃん」
という気がしません?
かめさんはGDP2%成長を基準に景気を考えることにしています。
この他にも経済や資産運用には
「この数字を押さえておけばという」数字、
参照点と呼ぶべき数字がたくさんあります。
これからもおりに触れて、
こういった役立つ数字を紹介していきたいと思います。