2008/09/05 FRI
きのうの朝日新聞の記事
「個人間融資 ネットで仲介 "maneo"」
にムムムッと唸るかめさん。
記事によると、20-200万円を借りたい人と
ある程度リスクをとっても有利な資産運用をしたい人を
手数料をもらってネット上で結びつけるサービス。
難しい法律関係は省略しますが、
すでに金融庁の認可を受けて
10月中旬にスタートする、とのこと。
かめさんが知る限りでは朝日新聞にしか載っていませんが、
これは大変なことですぞ。
これまでお金を借りたかった個人は、
ほとんどの場合、銀行などが間に入って
中間マージンを取っていたわけですよね。
だから間接金融と呼ばれていました。
対して直接金融と呼ばれる証券会社は
個人の借入ニーズは相手にしていません。
かつ借入金利の決定にオークションを実施するので、
これまでより安い金利で借りられる可能性が高いようです。
また資金を運用する側にとっても
銀行などの中間マージンがなくなりますので、
リスクは高いですが高いリターンを得られる可能性も
数段高くなりますよね。
インターネットが大衆化したWINDOWS95の発売から13年。
ネットを使った様々な新金融サービスが登場しました。
ネットバンキング、ネット証券etc。
ただこれらは、以前は銀行などに出向いたり、
電話や書類で済ませていたことをネットで行うことによって、
コストを下げたり、利便性を高めたりしていましたが、
お金の流れそのものは昔のままでした。
ところが今回の"maneo"はお金の流れそのものが変わり、
昔ながらの間接金融、直接金融といった
金融経済の教科書そのものを変える仕組みです。
実は鎌倉時代からあった
”無尽”という仕組みに似ているんですが、
従来の仕組みに大きな穴をあける可能性を秘めています。
"maneo"の先行きに超注目のかめさんでした。