2008/09/16 TUE
今、巷で一番の話題は自民党総裁選挙ですかね?
とはいっても麻生さんの優勢が伝えられ、
対抗馬の皆さんも小泉さんが2001年、サプライズで
総裁選挙に勝ったときのような勢いは感じられないので、
盛り上がりはもう一つな感じですね。
ま、賛否はともかく麻生さんが自民党総裁になれば、
10月にも解散総選挙のようですが、
前回の総選挙のこと覚えてます?
そう、郵政民営化選挙でしたよね。
郵政民営化に抵抗する自民党の国会議員が
新党を作ったり大変な騒ぎでしたが、
結果は自民党の歴史的大勝利、
小泉チルドレンなんかが生まれました。
その後郵便局は民営化され、
かめさんがときどき行く近所の郵便局さんも
かなりきれいになり、雰囲気も銀行に近くなりました。
ただ、気のせいか郵便物の配達頻度やスピードが
低下したように感じるのは気のせい?
これが地方に行くとどうなっているのか、
やっぱり気になります。
そんな中、数日前の日経に
「ドイツ銀行業界最大手のドイツ銀行が、
郵便貯金を民営化したドイツ・ポストバンクの
株式を取得して実質傘下に」の記事。
日本でいえば三菱東京UFJ銀行が
ゆうちょ銀行を傘下に収めたようなもの。
小泉政権時代の郵政民営化議論でも、
民営化で先行するドイツ・ポストバンクの例が
よく引き合いに出されていましたが、
ドイツではついにここまで来たんですね。
官による非効率なお金の使い方を改めるためには、
郵政民営化は絶対必要です。
7月29日のこのコラムでも取り上げた、
職業体験施設「私のしごと館」(京都府)と
キッザニアの比較何かでも良く分かりますよね。
ただ、サービスの低下、特に地方について
「切り捨て」となるような事態は避けなければなりません。
このあたりのバランスをどう取っていくか。
ドイツ・ポストバンクの記事は
そんなに大きな扱いではありませんでしたが、
日本の今後を占う上で要チェックな記事でした。