2008/09/22 MON
昨日の朝日新聞に「広がる『名ばかり正社員』」の記事。
つい最近外食産業で、
肩書きが管理職であるが故に残業代ももらえずに
長時間労働を強いられる「名ばかり管理職」が
裁判で勝って話題になっていましたよね。
「名ばかり正社員」は確かに正社員なんだけど、
最低賃金以下の低賃金で長時間働かされたり、
成果主義を楯に簡単に解雇されたりする正社員のことで、
別名「なんちゃって正社員」が増えているとのこと。
近頃はこの記事に限らず、ワーキングプア増加、蟹工船ブームと
労働者、消費者に元気がないニュースが目立ちます。
実際、企業決算なんかを見ても、
固定費比率や労働分配率と言った
企業が儲けのうちどのくらいを従業員に回したかを見る比率が
2002年をピークに減少を続けています。
折しも今日は自民、民主両党で代表が決まる日。
昔を振り返ると、1955年に現在の自民党及び社会党が誕生、
長い目で見ると労働運動の退潮とともに
社会党↓、自民党↑の流れでした。
で、1989年のバブル絶頂の頃、
アメリカに「ソ連の軍事力より日本の経済力が脅威」とまで言われ、
繁栄のピークにあった日本、
バブル崩壊とともに経済力は下り坂になりましたが、
労働者、消費者のパワーも下り坂のまんま(^^ゞ。
この間までの戦後最長の景気拡大も、
労働者、消費者にとっては実感のないまま終わってしまいました。
このため最近は保守寄りの経済学者からも、
労働者、消費者にもっと利益を還元した方が日本経済のためになる、
という声が多く聞かれるようになっています。
じゃ、今度の総選挙は
かめさん民主党?と聞かれそうですが、迷ってます。
日銀の総裁人事で、小沢さんが昔の社会党的な
「何でも反対」を見せつけてくれたんで、
本当この政党に任せて大丈夫かいな?
とも思っちゃってるんですよ(^^ゞ
もう少し考えさせて下さい<(_ _)>