2008/09/23 TUE
アメリカの金融界が揺れに揺れています。
書きたいことが山のようにあるのですが、
とりあえず自分が書いたことについて責任を持って(^^ゞ


17日にこのコラムでリーマン破綻の影響は限定的、
と書きましたが、まだ予断は許さないものの
株価だけ見ればそうなるかもしれません。
翌日に書いたデリバティブの影響も予想どおり。
でも株価やデリバティブ以外の影響は
かめさんの予想をはるかに超える
スピードと規模ですすんでいます。


今年3月の時点での米国大手証券会社
(正確には投資銀行)5社がすべてなくなりそうな流れです。
5位〜3位はすでに破綻や救済が決まりました。
2位モルガンは三菱UFJの支援が決定、
首位ゴールドマンは三井住友からの支援を受ける方向。
日本勢が再編のカギを握るのも驚きですが、
この上位2社は銀行持ち株会社の傘下に入るそうです。


1929年に暗黒の木曜日と呼ばれる株価大暴落が起き、
第二次世界大戦へ進んで行ったことは
みなさんもよくご存じだと思います。
このとき株価暴落の原因が銀行による株式投資だったとされ、
1933年銀行と証券を明確に分ける
グラス・スティーガル法という奴が制定されたんですね。
以来75年、銀行と証券を分ける考えが
世界の大きな流れだったんですが、
これがこの数日でひっくり返ってしまいました。
かめさん、本当にびっくりしています(>_<)


今回の米国当局の一連の措置が正しかったか、
もうかめさんには予想できません。
判定が出るのも数十年後、
歴史がジャッジを下すことになるでしょう。


池上彰さんが昨日の朝日新聞夕刊に
「リーマン経営破たんの記事が出たときだけ
新聞を読んでも理解できないよ」と書いてます。
現実問題、読者のみなさんが
たくさんの事件を常に追っかけるのは
時間的に難しいと思います。
でも、今回の米国金融危機は歴史の転換点。
是非、この問題だけは、MONEY DIARYだけではなく、
新聞をしっかり読むことをお勧めします。

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