2008/09/27 SAT
最近はevryday surpriseで
何を取り上げてよいものやら状態(^^ゞ
で、今日はおととい発表された野村証券の
リーマン欧州・中東部門買収ですが、
なんと2ドルでの買収が決まりました。
これはリーマン側が雇用の維持を優先したため、
野村が2500人のリーマン欧州・中東部門の人員を
引き受けることを条件に破格の買収金額となりました。
米国の大手証券会社(投資銀行)というと、
夕方突然別室に呼ばれ、解雇を言い渡され自席に戻ると
すでにIDカードは使用不可能、
デスクの鍵は交換され、
デスクから段ボール箱に移された私物を持って退職、
という図式を映画なんかで見ていました。
なもんで、今回リーマン側が雇用の維持を優先した、
というのは買収金額2ドル以上に
かめさんにとってはsurpriseでした。
バブルの頃も日本の海外金融機関買収が盛んでしたが、
入れ物を買ったはいいけど人材の流出が続くケースが多く、
結局買収の効果が上がらないことが多かったんですね。
野村としてもM&Aなど日本の証券会社が弱いとされる
投資銀行業務を強化するためには、なによりも人材。
今回の買収は英国のバークレイズと競ったそうですが、
競った中身は買収金額ではなく引き受ける従業員数。
日本の証券会社で唯一世界と戦える野村。
是非投資銀行業務の人材とノウハウを強化して
世界で戦ってほしいもんです=^_^=