2008/09/30 TUE
今朝のテレビではNYダウが過去最大の下げ幅777ドル
(数字はラッキーセブンなんすが(^^ゞ)を
記録したことが大きく報じられています。
原因は米下院で金融安定化法案が否決されたこと。
大統領選挙を控え、米国民が金融機関救済のための
税金投入に、NO!と言った格好です。
80年代、米国金融業の利益は
全産業の10%にすぎなかったんですが、
最近はは40%まで比重が高まり、目立ちすぎから
何かと反感を買うようになっていたんですね。
中でも経営者の高額年俸は目の敵、
ゴールドマンサックスのCEOは70億円以上でしたので、
金融安定化法案に経営者の報酬制限が盛り込まれたのも
当然といえば当然でした。
それでもNO!という国民の意思表示ですから、
相当根深い反感ですね
日本のバブル期でも同じように、
銀行の高報酬にひかれて理系の学生も金融機関へ殺到、
批判を浴びてましたよね。
日本の経営トップは
米国ほど飛び抜けた報酬はもらってませんでしたが、
それでも帝国データバンクによると
94年当時で銀行員の平均報酬は
製造業より3-4割高いと言われてました。
結局日本では、その後の金融危機、公的資金注入を経て、
銀行とメーカーの賃金格差は縮まったようですが、
米国もトップだけではなく
金融機関全体のもうけすぎに
くさびを入れなければならないようです。
金融機関はあくまでも経済の潤滑油、
儲けすぎたり、欲を出しすぎるのは
洋の東西を問わず、ご法度です=^_^=