2008/10/04 SAT
内外で歴史に残るようなサプライズが続いた激動の2008年9月。
小泉元首相引退もその一つでしたが、
なかなか書くタイミングがなくやっと書きます(^^ゞ
かめさんは小泉シンパでしたが、
歴代の首相でこれだけ評価が分かれる人も
珍しいんじゃないかと思います。
小泉改革は「小さな政府」「官から民へ」がキャッチフレーズ、
郵政民営化がその代表ですが、
その成果が表れるのはかなり長い時間を要します。
新聞・雑誌を見ても、
小泉さんの功罪は歴史が判断を下す、
といった論調がほとんどですね。
ただ、かめさんは10年たっても、50年たっても
小泉さんの評価は定まらないと思います。
小泉改革の先駆者である
イギリスのサッチャー首相やアメリカのレーガン大統領。
すでに20年以上前の話なんですが、
かめさんとしてはこの二人の業績は素晴らしかったと思います。
でも、イギリス経済やアメリカ経済が復活したのは
この二人の政策のおかげではなく、
むしろ他の政策をとっていればもっと良くなっていたはずだ、
という経済学者がたくさんいます。
こんな風に何年たっても評価が分かれるのは、
政策と結果の因果関係が分かりづらいことにつきます。
この辺が自然科学と比べたときの経済学の限界、
もっと有り体に言えば役に立たないところですかね(^^ゞ
なもんで、かめさんの銀行時代は
経済学のお勉強はしたことがありませんでした、
どーせ机上の空論と馬鹿にして<(_ _)>
でも、銀行辞めてから大学院で勉強して見ると
これが結構面白いんですね。
ま、小泉改革を評価する、なんてレベルははるかかなたですが、
地道に積み上げていきたいと思います。