2008/10/05 SUN
大阪府門真市といえば言わずと知れた松下電器のおひざ元。
ところが、先日発表された
全自治体の赤字比率ランキングではワースト17位。
今朝の朝日新聞によれば高度成長期、
工場で働く人たちの流入によって人口増加率が
全国第1位(1965年)を記録し、木造アパートが急増、
しかし老朽化によって低所得層が増え、
生活保護率が全国平均の4倍に。
また、1988年には74億円あった法人市民税は
松下の工場移転などで去年は22億円まで減少、
たしかにこれは厳しいですよね(^^ゞ
で、頼みの綱の松下はというと、
ご存じのように10月1日から社名をパナソニックとして、
ブランド名もパナソニックに統一しました。
以前多く使われていいたNATIONALブランドは
海外で国家主義・ナショナリズムを連想させるんで、
評判がよろしくなかったんですね。
実際、ライバル・ソニーの海外売上比率が80%なのに対して
パナソニックは50%。
世界企業のブランドランキングでもサムスン21位、
ソニー25位、キャノン36位、任天堂40位に対して
パナソニックは78位と完全な内弁慶。
これじゃいかん、というのが今回の社名・ブランド名変更、
創業者にして経営の神様・松下幸之助の名前を捨ててまで、
いざ世界で勝負!という意気込みです。
どうも、門真市は
もう松下さんを頼りにするわけにはいかなそうですね(^^ゞ
全自治体赤字比率ランキング発表は
今回が初の試みだったんですが、赤字の重さを自治体に示し、
自助努力を求めるのが目的。
門真市も縁もゆかりもないかめさんにまで注目されて
頑張らざるを得ないはず。
そういった意味では、
とかくぬるま湯に浸かりがちな自治体に刺激を与える、
総務省のグーな企画だと感心いたしやした=^_^=