2008/10/13 MON
昨日ガソリンを入れたんですが安くなりましたねー。
最近はあまり車に乗っていないんで参考にはなりませんが、
ピークに比べるとリッター30円、15%くらい安くなりました。
でもNYの原油先物を見るとピークの半値近くになりましたから、
まだ下がりそうですよね。
普通、原油価格下落は日本経済にとってプラスなはずなんですが、
株価同様下げるスピードが早すぎます。
昨日のつれづれ日記にも書いた石油王アブラモビッチが
個人資産2兆円を失っただけではなく、
次々にロシアの資源関係企業の業績悪化が伝えられています。
同じ資源国のブラジルもあっと言う間に経済が悪化、
株価暴落のニュースが大きいため目立ちませんが、
あまりに急激な資源価格下落も世界経済にマイナスです。
ちょっと前なら産油国・資源国のマネーが
株価を下支えしていたんですが
完全に歯車が逆回転、世界規模での逆資産効果が起きています。
過ぎたるは及ばざるがごとし、って奴です(^^ゞ
こんな買い手不在の中、
あらゆる株価指標が売られすぎを示しています。
とは言っても、日経平均下落率ワースト5に入る暴落が
2回もあった局面は1949年5月16日の平均株価算出開始以来初めて。
NYダウも、1日の下落率NO1は1987年のブラックマンデーなんですが、
1929年の大恐慌時は何回も暴落があって、
数年後に株価がピーク時の11%になったんですね。
でも現在との最大の違いは、当時は金本位制で
金融当局にできることが限られていたこと。
金融機関から資産を買い取ったり、資本注入をしたくても、
中央銀行の金庫から金がなくなったらお終いでした。
さて今回のG7に対する市場の評価やいかに?
今日の欧州市場を全世界が固唾を飲んで見守ります。