2008/10/14 TUE(おまけ)
三菱UFJが明日に予定されていた
モルガンスタンレーへの9千億円の出資を前倒し実行したのには、
良い意味で大きなサプライズでした。
その思いはNY市場関係者も同じだったと見えて、
モルガン株は何と85%の上昇、
NY市場の史上最大の上げ幅に大きく貢献したと言われています。
実は先週末の株価で行くと
三菱UFJは出資でいきなり1500億円の損失となり、
出資の取りやめも取りざたされていました。
それをたった1日とはいえ、毅然と実行した決断に花丸です=^_^=
モルガンスタンレーは米国投資銀行では現在2位の規模。
しかし、歴史を振り返ると、米国金融資本の象徴です。
1914年のFRB(米国連邦準備制度理事会)設立以前は
実質的な中央銀行の役割を演じ、
大恐慌の時は、立会場にモルガンが現れ、
果敢な買い注文で市場を活気づけたことが伝説になっています。
今回の三菱UFJの英断はそんなモルガンの伝統を受け継ぐもの。
マスコミではハイリスクを危ぶむ声もありますが、
長い目で見れば、きっとモルガン=三菱の日米両国を代表する
資本の名声と企業価値を高めてくれる、
と信じるかめさんでした=^_^=