008/10/16 THU
昨日のW杯アジア最終予選ウズベキスタン戦、
ホームでの1-1の引き分けに
歯がゆい思いをした人が多かったですよね。
この試合を見ていて思ったのが、
マスコミを含めたウズベキスタンに対する
日本の上から目線。
テニスの錦織(にしこり)選手の報道でも
最近目立つんですが、
世界ランキング80位台だった錦織選手が
110位台の選手と対戦した時に、
相手を”格下”と報道していたんですが、
おいおいちょっと待てよ、と言いたくなったかめさん。
たしかにランキングは錦織選手が上ですが、
男子テニスで世界ランクに入っているような選手の
実力差はほんの紙一重。
ランキング1桁の選手が200位以下の選手に
負けるようなことは日常茶飯事です。
当の錦織選手はそんなこと百も承知、
逆に自分よりランキングがはるか上の選手を破って
急上昇してきただけに
そんな気の緩みはみじんも感じさせません。
再度サッカーのお話。
FIFAランキング32位の日本が70位のウズベキスタンに
ホームで勝って当たり前、という意識が
選手、監督、マスコミにありませんでしたか?
現に今朝の朝日新聞によれば、
前日の記者会見で岡田監督が
「ワールドカップ出場を決めたら次のコンセプトがある」
と気の早い発言をしています。
ランキングや格だけで勝てるほどW杯最終予選が甘くないことは、
日本サッカーのDNAにしっかり染み込んでいるはず。
次の第3戦カタール戦はくしくも悲劇の舞台となったドーハ。
是非気持ちを引き締めて臨んで欲しいものです。