2008/10/18 SAT
偶数月の15日は年金の振り込み日ということで、
この間の15日は全国で繰り広げられた
おまわりさんVS詐欺団のバトルが
各メディアを賑わしていました。
今月13日の日経新聞によれば、
おれおれ詐欺の被害にあった人全員が
おれおれ詐欺の存在を知っているし、
うち3割が銀行員の制止を振り切って
振り込みをしてしまっているとのこと。
けがをさせられた銀行員もいるそうですから
こりゃ大変です(^^ゞ


今朝の日経1面のコラム・春秋には、
1977年の新聞に双子の兄弟を装った詐欺犯が
一人二役で現金130万円をだまし取った事件が
紹介されていました。
当時は携帯電話もATMもありませんが、
まさにおれおれ詐欺の原型。
温故知新じゃありませんが、
最近の世界同時金融危機も同じような話がたくさんあります。
例えばA級戦犯の一人と目される格付け会社。
未だ米国の短期金融市場が機能不全になっているのは、
CP(コマーシャルペーパー、金融機関や大企業が
短期資金の貸し借りをする約束手形)の格付けが最上級だった
リーマンブラザーが破たんして、
格付けの信用が地に落ちたことがあります。
格付けというのは、1909年米国のムーディー氏が
約250社の鉄道債券の格付けをしたのが
始めりといわれるんですが、
1970年にはペン・セントラル鉄道のCPが
最上位格付けにも関わらず債務不履行となったり、
今回のリーマンのような話は
初めてじゃないんですね、実は(^^ゞ


ま、格付けの話は長くなるんでこのくらいにしますが、
法律的には「格付けとは本来、分析者の一つの意見にすぎない」
ということは覚えておいた方がよろしいようで・・・。
ご興味がある方は倉都康行さんの
「金融史がわかれば世界がわかる」ちくま新書が
面白いですよ=^_^=

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