2008/10/30 THU
昨日の日経平均は急激な反転円安もあって
8000円台を回復しました。
根拠なき株安といわれながらも、
急激な円高が最大の株売り要因だったことも事実。
1973年の変動相場制移行以来、
日本にとって円高はほぼ一貫して悪役でした。
輸出企業にとって円高は
手取りの円が減るのでマイナス要因。
でも、最近は円高のメリットを強調する
エコノミストも増えていますよね。
我が家も先週末はかめさん一人を残して、母娘3人が韓国へ
円高ウォン安の恩恵をたっぷり享受してきたようです。
1年前に比べれば韓国国内で使う円の価値が
1.6倍になっているんですから当たり前ですよね。
かめさん的にざっくり整理すると、
円高は企業にマイナス、個人にプラスが大きいようです。
もちろん原料を輸入している内需型企業にとっては
円高はプラスですし、
あまり輸入物価が安くなりすぎて
国内産業が空洞化すれば雇用にも響きます。
ただ、これまでは、企業が潤えば個人も潤う、
という考えでがむしゃらに走ってきた日本。
2003年を底にした景気回復局面でも企業業績は↑なのに、
どうも実感がなかったのはその辺が原因。
そろそろ口先だけではなく、
政策の軸足を個人に移してもよいのでは、
と思うかめさんでした。