2008/11/1 SAT
ここ最近、新銀行東京への資本注入が
新聞紙面を賑わしています。
ほかの銀行は世界同時金融危機という
もらい事故の面があるんで、
しょうがないですけど、
新銀行東京の場合は
自分のところの不正融資が原因、
国会でもまだまだもめそうです。
石原都知事も責任はある程度は認めつつ、
「資本注入は銀行が決めること」とか言っちゃって、
国に頭を下げるのはイヤ、というのが見え見え(^^ゞ
昨日の読売新聞を見ても、
取締役陣の経歴は元大手商社会長、元東京地検特捜部長と
確かに豪華っすが、スタートする時点でかめさんは
「おいおい、そんなんで審査なんかできるんかいな」
と思っていました。
かめさんだけではなく、
ある程度銀行で融資の経験がある人は同じでしょう。
曰く
「スコアリングで審査能力を高めて」?
「有担保主義を脱却し」?
「企業の成長力を見極めて」?
・・・・もう、勘弁して下さいよ(^^ゞ
雑駁に言えば、中小企業の決算書を信用して融資していたら
いくらお金があっても足りません。
故に、原則担保は必要です。
簡単に企業の成長力を見極めることができるなら、
銀行融資より株主になるか、自分で起業します。
それに不正融資の手口を見ていると、こういった審査以前、
モラルの問題なんで、なにをかいわんやです。
石原さん、早く全面的に責任を認めないと、
金融安定、景気回復、東京オリンピックにまで波及しますぞ