2008/12/25 THU
昨日の読売夕刊によれば
「いすずが期間従業員550人の削減を撤回した」
との記事。
また、今朝の日経には
「いすず、全従業員賃金カット」の記事も。
世界同時金融危機に端を発した雇用危機を
関係者全員が痛みを分かち合って乗り切ろう、
という意図が見えます。
一方、今日の朝日朝刊には、
日本で最も多くのBMWを売る館野さんという方の紹介が。
売る秘訣は徹底したサービス。
「家を買いたい」という相談ばかりではなく、
「トヨタ車を買いたい」というニーズには、
知り合いのトヨタ車セールスマンを紹介し、
ベンツに乗っている元顧客には
BMWの代車をサービスするという徹底ぶり!w(゜o゜)w
睡眠時間は1日3時間半、2千人の顧客の電話番号は
携帯電話2台では足りず、3台目を買う、とのこと。
仮にかめさんがいすずの株主だとすると、
期間従業員に払う給料の分だけ株主への分け前は減るんで、
削減撤回は面白いはずはありません。
でも、削減を撤回された期間従業員一人一人が意気に感じて、
BMWの館野さんの10分の1でも頑張ってくれればどうでしょう?
長期的に見ればいすずの決断が
株主にとってもプラスに働くのではないでしょうか。
もう古いと言われましたが、
「人こそ最大の財産」と考える
日本株式会社的な強さがこの辺にあるはずです。
いすずの場合も、期間従業員の年内解雇が撤回されただけで
年明け以降は不透明ですし、派遣820人は対象外。
でも、この動きが
少しづつ流れを変えていくことを期待するかめさんでした。