2008/12/26 FRI
今朝の朝刊各紙に
かめさんのふるさと寺田秋田県知事が
市町村別学力テスト結果を公表した記事が。
早速秋田県のHPからダウンロードしてみると、
やはり心配したような問題も。
公表されているデータなので実名で書きますが、
平成20年の東成瀬村のように
16人しかサンプルがない場合、
統計学で考えると、信頼性に乏しく、
結果が一人歩きする危険が極めて高くなります。
仮に1人が平均点の半分の点数しかとれなかった場合の
平均点に及ぼす影響は、
暗算でお分かり頂けると思います。
それ以上に全国に公表されたことによる
本人および周りに及ぼす心理的影響は
計り知れないと思います。
ちょうど、今朝の読売で
新銀行東京の営業職員別融資獲得実績公表が
放漫融資につながっていた、との報道がありましたが、
どうしても数字の公表は結果が一人歩きしやすいものです。
8月30日のつれづれ日記、
9月9日のMONEY DIARYでも書いているんですが、
かめさんは結果の公表には賛成です。
でも、果たして東成瀬村の16人の成績を
全国に公表する必要があったのでしょうか?
寺田知事は「有益な情報が県民に提供されない弊害」
と話しておられますが、もう全国民注目な点も
忘れないでいただきたいと思います。
同じ地域にある湯沢市、羽後町、東成瀬村を
合算したデータの方が統計学的にも信頼できますし、
地域規模別のデータ比較で、
東成瀬村はへき地としてカウントされるので
公表の目的はほぼ達成されるのではないでしょうか?
結果公表自体には寺田知事や
橋下大阪府知事にエールを送るかめさん。
それだけに一人でも多くの人に
理解が得られる方法を取って欲しいと願います。