2008/12/27 SAT
昨日は銀座の鍋よしというお店でかみさんと食事。
タンタン辛味噌鍋とモツ鍋の二色鍋を楽しんで
二人で9千円弱は大満足でした。
店は女性客や忘年会で大盛況、
でも高級クラブ街になる
裏手の金春通り界隈はやはり寂しげ。
25日の読売夕刊によれば、5億円の税金滞納で
客のツケまで差し押さえられた高級店もあるそうで、
昨日の寂しげな様子も納得です。
でも、目を海外に向ければケタ違いの不景気風が。
イングランドはサッカー・プレミアムリーグ、
チェルシーのロシア人オーナー、
アブラモビッチがこの金融危機で失った財産は
約1兆6千億円とも言われています。
まあ、離婚した奥さんとの慰謝料に
1兆2千億円を払う石油王ですから、
痛くも痒くもないのでしょうか(^^ゞ
でも、今朝の読売7面を見ると、
そうとばかりは言っていられないようです。
金融危機や原油安から
株価もこの1年間で7割下落したロシア。
当然ロシア国内のメディアは「不況」を伝えていますが、
ロシア政府から「経済記事の表現に留意すること」
といった報道介入が始まったそうです。
旧ソ連崩壊後、好景気を背景に
プーチン政権が高い支持を獲得し、
民主化が定着しつつあるかに思えたロシア。
先日大規模なテロ事件が起きたインドや
北京五輪で海外メディアとの摩擦が多発した中国も
内包する政治問題は複雑です。
なにせ、BRICsの名付け親であるゴールドマンサックス自体が
投資銀行(証券会社)から銀行持ち株会社に衣替えするご時世。
日米欧を中心とする先進国も大変ですが、
BRICsなど新興国の株価下落は先進国を上回ります。
中でもBRICsの不安材料は政治リスク。
新興国への投資は
きちんとリスク許容額を守った方が良さそうです(^^ゞ