2009/1/30 FRI
テレビをつけると鳩山邦夫総務相が
「2400億円かかったものを
100億円で売るなんてとんでもない」
と寝ぐせのついた髪で吠えていました。
御存じ、全国にあるかんぽの宿70施設を
オリックスに売却する話ですね。
で、多くの方が2400億円かかった物が、
なんで帳簿上100億円になっているか
???ですよね。
まず、総務相が言っているように
「かんぽの宿をいま建てようとしたら
100億円で済むはずがない。」
という話も分かります。
いま建てたらいくらかかるかで、
帳簿をつける方法を再取得原価法
(覚えなくていいですよー(^^ゞ)と呼びます。
これに対して、西川郵政社長は
「かんぽの宿で稼ごうと思っても、
せいぜい100億円しか収支が見込めないので
帳簿でも100億円になっています」という話で、
これを割引原価法と言います。
で、どっちが正しいか、
というのは簡単に答えが出ないんですよね。
でも、間違いないのは
お役人に運営させたら100億円にしかならないけど、
オリックスにやらせたらもっと稼げそうなんで、
オリックスが手を挙げたということ。
オリックスという会社、
何かと政治がらみの話が多いだけに、
どの辺に落ち着くか見ものですぞ=^_^=