2009/1/31 SAT
毎日4つの新聞の切り抜きをしているかめさんですが、
最近は赤字決算、下方修正の記事は切り抜き対象外。
ネコがネズミをとってもニュースになりませんよね(^^ゞ
で、今朝の各紙には「ホンダ、今期黒字を確保」の記事。
黒字がこんな大きく扱われるなんて、
本当困った世の中です。
黒字要因は現地調達率が高く円高の影響が少ない二輪車が
アジアで好調だったことや
小型車の堅調と、さすがはホンダ。
でも一方1月18日の日経に載っていた福井社長の
「今の円高では輸出採算は合わない。
海外に工場があるのだから、赤字を出してまで
国内で作る必要があるのか」という発言に
「経営者としての株主への責任」を理解しつつも、
ちと複雑なかめさん(^^ゞ
F1撤退やJリーグ参戦見送りなど
ホンダはコストパフォーマンスにシビアな会社。
そんな姿勢がもたらした今回の黒字とも言えます。
ホンダだけではなく多くの企業が
社会貢献や雇用維持からあわてて距離を置き始めた
今回の世界同時不況。
今回の景気後退は世界同時不況の前、
07年11月から始まったとされていますが、
その前の好況期も一人一人には
実感がありませんでした。
それもそのはず、
前回の好況で儲かったのは輸出型大企業ばかりで、
国内型企業や中小企業には恩恵が及んでいません。
また、労働分配率、平たく言えば
会社の儲けのうち給料にどのくらい回るかについても、
下降が続いています。
企業が儲かれば、自分たちも幸せになれる、
というのは大きな勘違い?
と思い始めている人が増えています。
そんな思いからホンダの黒字を
素直に喜べないかめさんでした(^^ゞ