2009/03/15 SUN
去年8月のMONEY DIARYで
2回ばかり取り上げたイスラム金融。
その頃は原油価格もいまに比べて2〜3倍高く、
産油国が多いイスラム諸国も
オイルマネーにブイブイ言わせて、
世界の金融界を肩で風切って歩いていました。
ただ、かめさんは当時からイスラム金融に懐疑的。
イスラム銀行では金融のやり方や対象が
イスラムの教えに沿っているか、
イスラム法学者が作る委員会に
お伺いを立てなければならないなど、
コストがかかるんですね。
こりゃ大変だ(^^ゞ
その後リーマン破綻をきっかけとする
世界同時金融危機が勃発、
とんとイスラム金融の話題を
聞かなくなっていましたが、
3月10日の朝日新聞に
”試練のイスラム金融”の記事。
やはり、世界不況や原油価格下落の
影響が大きく苦戦中。
1975年に設立され世界初のイスラム銀行
といわれるドバイ・イスラム銀行の創設者は
「米国は数字だけで商売し行き詰まった」
と語っていますが、
ドバイも世界一のビルとなる予定だった
ドバイ・千メートルタワー建設が延期になるなど、
ほかの国を笑ってる場合じゃありません(^^ゞ
とはいっても世界に11億人いるといわれる
イスラム教徒の支持は大きいっす。
なかなか仏教徒のかめさんに
彼らの価値観は理解できませんが、
多少コストはかかってもある程度のニーズはありそう。
イギリスで最も嫌われている発明は「カラオケ」、
カラオケボックスなんて存在しないそうです(^^ゞ
所変われば、品変わる、
イスラム金融も地道に存在を
アピールしていくんでしょうね=^_^=