2009/3/20 FRI
日本でもテレビCMでおなじみの
アリコ・ジャパンなどを経営している、
世界最大の保険会社AIG。
御存じのとおり、生命保険や損害保険以外にも
手を出して、デリバティブで痛い目に。
「大きすぎてつぶせない」ということで、
アメリカ政府が支援しましたが、
そのお金でデリバティブの失敗をやらかした
金融子会社幹部たちに合計158億円、
一人当たり最高6億円の賞与を払い、
オバマ政権を揺さぶっています。
税金を払っているアメリカ国民としては、
ちょっと納得いきませんよね。
AIGも「半分返して」と何だか半端なことを
いっているんですけど、どうなるか？

契約を盾に取られると弱いAIG。
その契約自体も
「仮に業績が悪くなっても前年同額の賞与を払う」
との条項がある念の入れよう(^^ゞ
法的措置も色々考えているようですが、
何せ原則は罪刑法定主義で、
事件が起きた後で法律を作って罰するのは×。
なかなかオバマさんも頭は痛いようです。

日本でも90年代の銀行破たんで
退職慰労金に同じような問題が起きたんですが、
戻ってきたのは長銀で30億円中5.5億円、
日債銀で19億円中1.5億円と雀の涙(^^ゞ
日本でこれじゃあ、契約社会のアメリカじゃ、
もっと厳しそうですよね。

いっそのこと定額給付金的発想で、
「免罪する代わり、
3か月以内にもらった賞与を使いきること」
なんてどうすかね？
消費が消費を呼び景気対策になるほか、
付加価値税（消費税）や購入先の所得税・法人税、
さらには消費などにかかる様々な税金が
雪だるま的に発生して、
AIGへの公的支援による
国庫の穴も埋まると思うんですがどうでしょう？
パーと行っちゃいましょうよ、オバマさん=＾＿＾=