2009/3/27 FRI
スポニチで毎週金曜日に連載されている
吉永みち子さんのエッセー。
かめさんも1月23日のつれづれ日記で
引用させてもらったり、
持ち帰り用の箱を”ドギーバッグ”と
呼ぶことを教えてもらったり、
いつも愛読しています。
で、今日のお題は
「教育機会均等の貸付か?」と
奨学金の回収強化策に
疑問を投げかけています。
奨学金返済の滞納者を
ローンやクレジットなどの
ブラックリストに載せたりする回収強化策。
吉永さんは、
「今はかつてのように安定的な雇用が
確保される状況ではないので、
回収強化策はまじめな人から
進学のチャンスを奪う」とし、
教育資金への日本の財政支出割合が
OECD28か国中最低だったことを挙げ、
「教育への支出をケチル国に明日はない」
と結論づけています。
吉永さんの結論には「うんうん」
とうなづきつつ、論理展開にちと、
無理があるんじゃないかなーと思うかめさん。
①奨学金延滞が日本学生支援機構の
資金難を招いた結果、
奨学金を受けられない人が出てくることは
どう考えるのでしょう?
②借りたお金は返さなければならない、
というごく基本的な社会常識を身につけさせる
いい機会ではないでしょうか?
③3月15日の日経によれば、
奨学金の増加、少子化により
学生一人当たりの可処分所得が増加。
このため学生バイトが減少し、
資格取得のためのダブルスクールが
増加しているそうです。
昔のような奨学金=苦学生という図式は
かなり薄らいでいるのではないでしょうか?
いつか吉永さんの反論を聞いてみたい
かめさんでした=^_^=