2009/5/5 TUE
この間テレビをつけると、
ラッシャー板前が女子アナとカメラに収まり、
「このカメラ、シャッターに一切触れなくても、
いい写真撮ってくれるんですよ」
とはしゃいでいました。
「へー」と思いつつ続きを聞くと、
カメラはニコン社製のクールピクスという機種。
カメラを被写体に向けると
3人まで人の顔を認識して、
真ん中の人が笑った瞬間、
2コマ自動的にシャッターが押され、
目を閉じていないと判断した方の
1コマを残してくれる、とのこと。
「これだったら手ボケなかめさんでも、
いい写真を確実にとれるかも。
さすが世界に冠たる日本メーカー」
と感心しきりのかめさん=^_^=
ところが、昨日の日経新聞には
「頼みの中国で日本勢苦戦」の記事が。
中国の経済発展は比較的裕福な沿岸部から、
内陸部の農村に広がっている段階ですが、
日本メーカーは低価格を前面に押し出した
現地メーカーに押され気味、とのこと。
記事では、安さか機能か、
軸足を明確にすべき、とまとめています。
ニコンクールピクスも
目の肥えた消費者向けで
中国の農村部など
新興国を意識した商品ではないでしょう。
でも、携帯電話のガラパゴス現象のように、
日本でしか売れない製品ばかりが独自に進化し、
知らない間に国際競争力が落ちる不安。
世界一厳しい日本の消費者も両刃の剣。
BRICs始め新興国の台頭は、
日本メーカーに新たな試練を与えそうです(^^ゞ