2009/5/6 WED
4月24日、朝日新聞の経済気象台というコラムに
「現代の租庸調」と題して、
”5月21日から始まる裁判員制度を租庸調、
特に労働力を供出させる「庸」に例える話”が。
確かにわずかな日当で、
無作為で抽出した国民を
裁判業務に参加させる制度は、
税の原型の一つ、
ピラミッド建設に労働力を拠出させられた
エジプトの人たちと
あまり変わらないかもしれません。


皆さんに日当1万円くらいで裁判員に選ばれた、
との通知が来たらどうしますか?
困ったな、できるものなら・・・
という方が多いんじゃないでしょうか?
国民の義務なことは分かっているけど、
なんで自分が・・・(^^ゞ


税金の歴史は
バビロニアの昔までさかのぼることができますが、
税金が始まると同時に脱税の歴史も始まります。
生まれた子供を戸籍に載せない
(戸籍は税金の取り立てのために作られました)、
わざとけがをする、
夜逃げをする、云々。
こういった脱税を防ぐために
世界中のお上は連帯責任制度を作りますが、
村中で夜逃げをする逃散(ちょうさん)、
暴力に訴える一揆とエスカレートしていくことが、
歴史は教えてくれます。


西暦700年に公布された
大宝律令によって定められた租庸調、
実は制度上、明治維新後まで1100年以上続きました。
裁判員制度も負担が大きいからといって、
簡単にはなくすことはできません。
それだけにスタート後、
どのように運用されていくのか、
きちんと見守っていきたい、かめさんでした=^_^=

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