2009/5/25 MON
「ジャパン・デジタル・コンテンツ信託」
と言われてもピンとくる方は少ないと思いますが、
3年前に大ヒットした映画「フラガール」を
覚えていらっしゃる方は多いと思います。
かめさんも平日なのに補助イス(多分立ち見禁止だった)
まで出る超満員の映画館で、
松雪泰子らのダンスに感動したのを覚えています。
で、「ジャパン・デジタル・コンテンツ信託」は
「フラガール」の制作資金を「信託」方式で集めた会社。
「信託」というのはざっくり言えば、
小口のお金を集めてまとめて運用する仕組み、
投資信託なんかもその一種ですね。
映画と言うのは当たりはずれが大きく、
ハイリスク・ハイリターンです。
なので、製作にかかるお金を集めるのが大変なんですが、
「フラガール」は「信託」を使って
たくさんの人から小口のお金を集めることに成功、
あの大ヒットにつなげました。
ところがその後「ジャパン・デジタル・コンテンツ信託」は
ヒットが続かず、
近く金融庁から業務改善命令を受けることに。
厳しいですね(^^ゞ
映画の資金集めに
「信託」を使えるようになってからまだ5年足らず。
それでも、資金集めの選択肢が増えたのは画期的でした。
とはいえ、海外では映画への出資は税金を安くするなど
様々な手法を使って、映画=自国の文化を
発展させようとしています。
日本も巨大国営マンガ喫茶と揶揄される
アニメの殿堂のような箱物だけじゃなく、
もっと知恵を絞りましょうよ=^_^=