2009/6/17 WED
今朝の読売新聞・編集手帳で
鳩山前総務相の更迭で内閣支持率急落の原因となった
かんぽの宿売却問題について
「国民の共有財産を二束三文で叩き売ろうとした不祥事」
と言い切っていますが、大丈夫ですか?
1月30日のこのコラムでも書きましたが、
鳩山前総務相の
「2400億円かかったものを
100億円で売るなんてとんでもない」という言い分は
素人さんには分かりやすいですが、
きちんと経済や会計を理解している人にとっては、
正直笑ってしまいます。
いくら2400億円かかったものでも、
100億円しか稼げないものの値段は100億円なんですよ、
鳩山さん、読売さん=^_^=
何でも鑑定団で
「親父が1000万円の借金のカタに取った壺の鑑定は?」
・・・ちゃちゃちゃん「なんと1万円!残念〜」
といったシーンをよく見ますよね。
責められるべきは親父の鑑定眼のなさで、
息子ではありません。
かんぽの宿も責められるべきは
2400億円もかけて100億円しか稼げないものを作った人たち、
西川社長ではありません。
また、3月12日のつれづれ日記でも書きましたが
東京中央郵便局の美醜も
主観の問題の気がするんですけどねー(^^ゞ
とは言っても、かんぽの宿の入札手続きについては
西川社長の国会答弁に不手際がありましたし、
郵便割引料金の不正利用問題もあります。
また、鳩山VS西川の国会対決でも、
内容はともかく鳩山さんの言い分が分かりやすい分、
西川社長が「お主も悪よのー」の
越後屋に見えちゃった人も多いでしょう(^^ゞ
国民感情も考えると、喧嘩両成敗が妥当じゃないでしょうか?
それにしても、読売・編集手帳さん、
ちゃんと経済や会計を勉強して下さいナ(^^ゞ