2009/7/2 THU
このコラムでも著書を何度か取り上げてきた、
外務省のラスプーチンこと佐藤優氏の有罪が確定しました。
鈴木宗男議員絡みで立件された背任容疑が
果たして「国策捜査」なのか、かめさんには分かりません。
でも、著書を通じて感じるのは、
きっと佐藤優氏の知性は本物だろう、ということ。
断言できないのは、かめさんの知性が低いからです(^^ゞ
知性が本物、と感じるのは、バックボーンに
「神学」という確固とした学問があるからだと思います。
最初に「同志社大学大学院神学研究科修了」
というプロフィールを見たとき、
神学と外交官が結びつかなかったかめさんですが、
著書を読んでいるといろいろな場面で
その結びつきが腑に落ちるんですね、これが=^_^=
特にソ連共産党を神学的組織論で考えるあたりは示唆に富みます。
実はかめさん、昔から「共産主義は宗教だ」と思っていました。
こう考えると様々なことが見えてくるんですね。
マルクスが「宗教はアヘンだ」と言ったのは有名ですが、
かめさん流では「共産主義もアヘンだ」ということですね=^_^=
目をお隣中国に向けると、忘れられがちですが、
依然共産党が二重権力の一方を握っています。
何をするにも共産党の承認が必要な非効率性、
まるで中世ヨーロッパの王権と神権のよう(^^ゞ
この問題は、一人っ子政策の結果、間違いなく起きる
日本の比じゃない爆発的な少子高齢化問題と並んで、
中国の将来を考える上で重要ですぞ。