2009/7/20 MON
一つの鉾には曳き手50人くらい、
鉾の上でお囃子を鳴らしている囃し手40人くらいのほか、
鉾の前面に乗って、扇子の動きや踊りで
動き出しのタイミングを指示しているように見える
曳き方と呼ばれる着流しの二人がいます。
でも、全体を指揮する人は一人の方がいいはずですし、
この二人の動きをみていると、
踊りが主で、判断を下して指示をする司令塔役にはみえません。
だいたい、法被にパッチ姿の町衆が辻回しの作業をしているときは、
この着流しの二人が指示を出している姿は見当たりませんし、
情報を集めるなら、もっと高い場所の方が良いはず。
屋根の上には2,3人袢纏を着たお兄ちゃん達がいるんですが、
昔のように電線が多ければともかく、
今は電線が地中に埋められているんで、結構暇そうです(^^ゞ
そのほかにもぞろぞろ一緒に練り歩く人もいますが、
中には携帯メールを打っているような不心得者も(^^ゞ
結局、誰が鉾の動きをコントロールしているか、
よそ者のかめさんには全くの謎(^^ゞ
鉾のゴー・ストップにはじまり、辻回しの段取り、息の合わせ方etc
何せ大きいだけにフラフラしていると
大事故になりかねないと心配しちゃうかめさん。
そういえば、近くで見ていた地元の大学生らしきお兄ちゃんが
「辻回しで論文を書いている人もいるんだよ」
と連れの女の子に自慢げに語っていたっけ。
力学的にも情報工学的にも組織論的にも奥が深ーい祇園祭の辻回し、
ということで、とりあえず納得のかめさんでした(^^ゞ
(お終い)