2009/7/28 TUE
日経平均が1万円を回復しましたが、
昔だったら選挙銘柄と称して、
代議士先生たちの選挙資金をひねり出すために
値を上げる銘柄がはやし立てられたもんです。
でも最近はマニフェスト選挙とやらで、
もう少しスマートな民主党政策銘柄が話題に。
子育て支援政策から塾や玩具関連、
高速無料化から自動車用品小売りのほか、
農機メーカーも目につきます。
でも・・・
昨日読み終えた山田正彦[2009],「小説 日米食糧戦争」講談社。
農政通と言われる現職の民主党代議士先生が
著者と言うこともあって、
かめさんもかなりの期待を込めて購入。
それなりに興味を引くデータなども引用され、
出だしはまずまずだったんですが、
副題にもある”日本が餓える日”
のあたりになると???な場面が続出(^^ゞ
アメリカの食糧禁輸措置でなぜ、
すぐ日本のコンビニ、ス−パーから食料が消え、
暴動になるのか全然説得力がありません。
派遣社員なために責任感がなく電力供給が大混乱って、
派遣の人たちを馬鹿にしてません?
じゃ、正社員はというと、
列車も職員が食糧確保のため休暇をとってストップ、
日本人の職業倫理を馬鹿にしてません?
腹を空かした男がいきなり銃を乱射して死者多数が出ますが、
これって政治経済の問題ではなく、
精神医学の問題じゃありませんか?
情報を隠す官邸に失望した主人公が辞表を書きながら、
街には食糧がないはずなのに部下の女性を飲みに誘うに至っては
笑うしかなかった、かめさん(^^ゞ
もちろん小説に当たりはずれはつきものですから、
こんなことに一々腹を立ててもしょーがないんですが、
この小説を読んでいると、
民主党の政策まで現実離れしているんじゃないか、
と思えてしまうかめさん(>_<)
もしかしたら、ネガティブキャンペーンを張る
自民党の高等戦術かと疑ってしまう
「小説 日米食糧戦争」でした(^^ゞ