2009/7/29 WED
今朝の日経新聞に
「米国格付け会社のムーディーズが東京都債の格下げを発表し、
これを受けた東京都がムディーズへの格付け依頼を取り下げた」
とのニュースが。
読者の皆さんにとって、債券や格付けというと
株式や為替に比べてちょっと縁遠い世界かもしれません。
でも、東京都債が格下げされると、
東京都はじめ日本中の自治体の借入金利が上がり、
遠回しながら皆さんの懐具合に響くことになります。
ましてや、今回の東京都は10月の五輪開催都市決定を控え、
健全財政を売りの一つにしていただけに影響が心配されますよね(;_;)
なんでこのタイミングに格下げ?という疑問はありますが、
日経新聞によれば金融危機で格付けの甘さを批判されて、とのこと。
たしかに、「ムーディースは高格付を武器に格付け先を増やしていた」
といいますから、
「うちののど自慢では、みんなに鐘3つ鳴らしてあげるよ」
といって出場者を増やしていたようなもの、
こりゃまずいですよね(^^ゞ
石原都知事にとっても、都議選の自民大敗で築地市場移転問題、新銀行東京問題と
民主党のご機嫌を取らなければならないところへ、まさに泣きっ面に蜂(^^ゞ
「格付けはあくまでも私企業の一意見」くらいに軽く受け流してりゃ良かったのに、
プッツン(^^ゞ
騒げば騒ぐほど五輪招致レースのライバルを喜ばせてしまいます。
とすると、この格下げも地元シカゴへの五輪招致を狙うオバマ政権の差し金?
鐘の数で誘うくらいですから、
スポンサー(オバマ政権)のご機嫌取りに鐘の数を減らすくらい
ナンツーことないはず(^^ゞ
所詮格付けなんてそんなもん、
ということで、気にしない、気にしない=^_^=