2009/8/8 SAT
"容疑者"という言葉に１億人が目や耳を疑った、
のりピーこと酒井法子の覚せい剤所持による逮捕状請求。
1億人どころか台湾、中国、香港、韓国などでも大きなニュースになっているようです。
YAHOOニュースによれば、中華圏の国々での覚せい剤は日本以上の重罪で、
死刑まであることから、想像していた以上に大きく取り上げられています。

多分、覚せい剤で”死刑”というと、重すぎると感じる日本人が多いと思いますが、
中国ではほんの百年数十年前、アヘン戦争で国が滅びる寸前だった苦い経験があるからでしょう。
それに比べると日本は麻薬に対して甘すぎます。

皮肉にもおととい初めての判決が出た裁判員裁判のPR映画にも主演していた酒井法子容疑者。
この裁判員裁判で、検察側の16年の求刑に対する15年の判決を
「重すぎる」としたメディアもありました。
これらのメディアは裁判員がプロの裁判官以上に被害者感情に左右されやすく、
厳罰化の流れができることを危惧していました。
背景には戦前の治安維持法による思想弾圧があるのですが、
社会不安に対して国民が厳しい処罰を望んでいるなら、対象となる犯罪を絞り込んで、
犯罪の発生を未然に防ぐのが私たちの願いなのではないでしょうか。
今回の事件でも、覚せい剤は再犯率が極めて高いのに、
これまでの例では初犯ゆえに執行猶予付きになります。
その甘さが渋谷からの逃走を許した、ともいえます。

「嘘だと言ってよ、のりピー」の気持ちは多くのファンと同じかめさん(;_;)
でも、逃亡を続けていることに弁解の余地はありません。
一刻も早く姿を現し、謝罪と更生を誓う言葉を聞きたいかめさんでした。